4位は日本生命保険で5万9900人(408人)。全役員・職員が社会貢献活動に取り組む「ACTIONボランティア」を展開し、地域・社会課題の解決に貢献している。プロボノ活動としては、全国からメンバーを募集して支援先団体の課題整理や業務運営の効率化に向けた提案を行っているほか、自社職員が講師となって中高生向けにライフイベントと将来設計などをテーマにした出前・受け入れ授業を実施。また、全国の児童・青少年を無料招待する「ニッセイ名作シリーズ」(24年度は約5万4000人を招待)での会場ボランティアや、全国210カ所に広がる「ニッセイの森」での植樹・育樹ボランティアにも多くの職員が参加している。
5位はNTT西日本で5万4321人(74人)。西日本エリア30府県で約5200人が参加するグループ一斉清掃活動を実施するなど、地域密着型の活動を展開する。プロボノ支援では、自社の野球部や陸上部、ソフトテニス部の選手が小中学生から大人までを対象としたスポーツ教室を開催しているほか、「e-ネット安心講座」への社員派遣なども実施。震災復興支援においても、自治体等が主催するイベントへの社員ボランティア参加を行っている。
以下、6位NTT東日本5万0466人(103人)、7位TOTO4万8047人(28人)、8位住友生命保険4万3857人(※4万3857人)、9位東京海上ホールディングス3万9403人(74人)、10位富士通3万8023人(50人)と続く。ボランティア活動参加者数が100人以上なのは75位の千代田化工建設114人までとなっている。
『CSR企業総覧(ランキング&集計編)』2026年版には、「ボランティア活動参加者数」「ボランティア休暇利用者数」のランキングを上位100位まで掲載している。参考にしていただきたい。
上位企業に圧倒的な規模の参加者がいる背景
ランキング上位には、数万人規模の参加者を誇る大企業が並んだ。この圧倒的な規模の背景には、単体だけでなく、国内外のグループ会社全体を巻き込んだ推進体制があるのだろう。
また、今回のランキングでは自律的な活動の指標として「休暇利用者10人以上」を条件としたが、その利用状況には各社の本気度が表れている。とくに3位のデンソーは4857人と突出して多く、ボランティア休暇制度が社内に広く浸透していることがうかがえる。
ボランティア活動は、地域社会やNPOなどの支援先にとって有益であるだけでなく、参加する従業員自身が社会のリアルな課題に直面することで、新たな気づきを得たり、仕事へのモチベーションを高めたりする効果も大きい。制度を形骸化させず、日々の企業文化として根付かせられているかが、真の成果を引き出すためのポイントといえるだろう。


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