「三鷹の森ジブリ美術館」や「国立天文台」がある街という点も、物語が生まれそうな空気を醸し出しています。同書店や「宮内」が、今後のストーリーにどのように関わっていくのか、楽しみです。
物語が始まった「長野県」のロケ地は…
そして、第1話の事故現場として登場し、ドラマの重要な”秘密”の舞台である場所が、長野県。作中では「南信州市」として登場するのが、長野県伊那市周辺です。実際には「南信州市」や「南千須」という地名は存在しません。
初回放送では、現場近くの「南信州警察署」として「伊那合同庁舎」が登場し、また市内の「ホテル青木」前の通路でも撮影が行われました。
さらに、「伊那市創造館」では、バス事故の現場説明会のシーンの外観として登場しました。ここは、1930年創建の「上伊那図書館」をリニューアルした建物。現在は地域の生涯学習の拠点として運営されている博物館施設です。
伊那市は、長野県南部の主要都市の1つで、人口は約6万3000人。『ALWAYS 三丁目の夕日'64』(12年)では、高遠地区にある旧家がロケ地として登場しました。
伊那へは、ドラマのストーリーと同様に、都内から中央高速バスでのアクセスが一般的です。また、東京から日帰り圏内で行けるというところも、ロケ地として適していたのでしょう。
また25年から、伊那市地域おこし協力隊としてフィルムコミッションの事業運営やロケ地の誘致などの業務を担う「伊那谷FC魅力発信コーディネーター」に、映像業界出身の女性が着任しています。
そうした映像に強い人材の活用も、伊那市の自然豊かな風景やレトロな街並みなどを生かすロケ誘致につながっていると言えます。
これら魅力的な舞台地が、今後の展開の中でどのような役割を演じていくのか、筆者も考察に参加しながら楽しみにしたいと思います。


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