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キャリア・教育

《公教育はまだまだ可能性がある》「学習者中心の学び」を追求してきた風越学園元校長が「過疎地域の教育長」になったワケ

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真鶴町新校舎イメージ
子どもこそがつくり手――真鶴町が進めている教育改革とは(写真:真鶴町教育委員会)
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――風越学園の教育を導入するのでしょうか。

「持ち込む」という意識はありません。風越学園を離れる時、中学2年生から、「風越での成功体験を持っていっても絶対にうまくいかない。真鶴の人たちと一緒につくるんだよ」とアドバイスされました。本当にその通りで、今も支えになっている言葉です。

風越の子どもたちは「自分がつくり手」となる経験を通じて大きく成長しましたし、今後も「子どもがつくり手である」ことは大事にしますが、私の正解を押しつけるつもりはありません。異年齢の学びや探究などは、就任前に策定された基本構想にすでに盛り込まれており、それは私の考えと重なっています。

町を学習材に「探究」する新教科も

――真鶴町が教育理念として掲げる、「教育は人づくり、人づくりはまちづくり、まちの未来づくり」を、どのように具体化していきますか。

海や港、林、祭りなど、真鶴町が位置する半島全体を学びの資源として、子どもが町に出て地域で学びます。新校舎では特別教室等を地域と共用し、町立図書館も融合する構想です。大人も子どもと共に学ぶ場にしたいですね。さらに、町を学習材に探究する「まなづる未来学(仮称)」という新教科も立ち上げる予定です。

新校舎は、地域スペースを備え、町立図書館など社会教育機能との融合も目指す設計。同じ建物の中で子どもも大人も学ぶ場所になる(写真:真鶴町教育委員会)
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