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キャリア・教育

《公教育はまだまだ可能性がある》「学習者中心の学び」を追求してきた風越学園元校長が「過疎地域の教育長」になったワケ

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真鶴町新校舎イメージ
子どもこそがつくり手――真鶴町が進めている教育改革とは(写真:真鶴町教育委員会)
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――26年8月に公開された「真鶴町教育ビジョン」では、具体的な挑戦が掲げられています。

「全ての子どもの居場所をつくる」「自分で考える、決める、みんなで学校をつくる」「まちと共に育つ」「先生のワクワクを支える 大人も最高に楽しく」という4つのビジョンを掲げています。新校づくりの中で、この4つを関連づけながら17個のアクションで具体化していきます。

8月に公開された「真鶴町教育ビジョン」(写真:真鶴町教育委員会)

――「全ての子どもの居場所をつくる」ために、新校の構想で工夫していることはありますか。

「教室にいるか、いないか」という二者択一ではなく、自分で学ぶ場所や居場所を見つけられる学校にしたいです。大人がすべてを用意するのではなく、さまざまな人たちが交ざる中で、どうすればみんなが居心地よく過ごせるかを子どもと一緒に考えていきたいですね。

自分で学ぶ場所や居場所を見つけられる学校をつくっていく(写真:真鶴町教育委員会)

異年齢環境で「違いは豊かさ」の文化を育てる

――子ども自身の学校づくりへの参画や、異年齢の学びはどう進めますか。

真鶴町の学校は小規模だからこそ、すべての子どもが学校づくりに関われます。開校に向けて大人の専門部会と「子どもプロジェクト会議」の間で意見を行き来させ、校舎の使い方やカリキュラムを一緒に考えていく予定です。

8月に中学生が小学校校舎へ移転し、2学期から小中学生が新校舎完成までの約3年半の間、同じ校舎で過ごします。異年齢の環境を生かし、新たな学校づくりを始めたいと考えています。同学年だけでは、「早い・遅い」「できる・できない」という比較に縛られがちですが、異年齢では「違っているのが当たり前」です。「違いは豊かさ」という文化をゆっくり育てたいですね。

開校推進体制では専門部会が中心となり、子どもや地域と意見交換しながら学校づくりを進めていく(写真:真鶴町教育委員会)
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