「次の模試で、数学で70点を取りたい」なら、「今は何点なのか」「あと何点必要なのか」「そのために、どの単元を伸ばすべきか」を考えます。
仕事でも「今月の売上を100万円増やしたい」と数字を盛り込んで目標を定めると、「あと何件の契約が必要か」「商談を何件増やせばよいか」「そのために1日何件の顧客に連絡する必要があるか」と、「今日やること」が具体的に見えてきます。
さらに東大生は、「勉強の中の数字」もよく見ています。
「1問を解くのに何分かかったのか」「何問中何問正解できたのか」といった結果も数字で管理することで、現状の課題が見えやすくなります。
「数学が苦手」と思っていても、実は「解けない」のではなく「時間がかかりすぎている」だけかもしれません。逆に、「理解したつもり」でも正答率が低ければ、まだ定着していないことがわかります。
数字は、自分の現在地を教えてくれるのです。すでに「短期的なゴール」をしているのであれば、そこに数字が入っているかをもう1度確認してみてください。数字を入れるだけで、インプットは「何となくやるもの」から「管理できるもの」へと変わっていきます。
「やる意味」が見えると、人は続けられる
インプットが続かなくなるとき、多くの人は「やる気がなくなってしまった」と考えます。しかし実際には、「やる意味が見えなくなってしまった」ことのほうが多いのです。
東大生を見ていると、「勉強するとどんなメリットがあるのか」を強く意識しています。「東大に入れたら、やりたい研究に近づける」「英語が上達すれば、留学のプラスになる」「資格が取れれば、将来の仕事の幅が広がる」というように、「勉強した先に何があるのか」を具体的に考えているのです。
一方、「ただ勉強しろと言われたからやる」という状態では、人はなかなか頑張れません。意味を感じることは続けやすいですが、意味が見えないことは苦しく感じやすいのが人間です。だからこそ、「インプットのメリット」を自分の中で整理しておくことが重要になります。
「メリット」は、何も「社会的に立派な理由」である必要はありません。


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