だから逆に、ただニュースを知っていればOKというわけではありません。ニュースを見るときには、出来事だけで終わらせないでください。「備蓄米が話題になっている」で終わるのではなく、「なぜ備蓄米を放出することになったのか」「誰にどんなメリットがあるのか」「反対意見は何なのか」「そもそも米の値段はなぜ上がったのか」と、一歩だけ深く考えてみる。
ニュースを「点」ではなく、「原因と結果」で見ていきましょう。これをやっていると、知らない資料を見たときにも、「原因は何だろう」「このグラフは何を説明しているんだろう」「この2つの立場はどこが対立しているんだろう」と考える癖がつきます。
ニュースアプリでも、新聞の一面だけでも、朝のニュースを5分見るだけでもいいので、毎日少しだけ、世の中で起きていることに触れてみてください。息抜きにもなりますし、「初見のテーマを理解する練習」だと思えば、立派な共通テスト対策になります。
小さな積み重ねが力に変わっていく
いかがでしょうか? どれも今日からできます。お金もかかりません。参考書を1冊も買う必要がありません。もちろん、これだけで共通テストの点数が取れるわけではありません。単語も覚えなければならないし、公式も覚えなければならない。過去問演習も必要です。
でも、知識を持っていても、それを時間内に取り出して使えなければ、共通テストでは点数になりません。だからこそ、机に向かっていない時間にもできることがあります。駅まで歩いているときに時間を予想する。学校から渡されたプリントを3分で読む。スマホを開いたら、ニュースを一つだけ深掘りする。そんな小さな習慣が積み重なると、やがて共通テストに必要な力に変わっていきます。
机に向かっている時間だけが、受験勉強ではありません。日常の過ごし方そのものを、受験勉強に変えることはできます。参考書を開く前から、共通テスト対策は始められるのです。



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