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「15時過ぎたらもう暗い…」秋冬の低山で"行動遅れ"が招く遭難 山に入るなら「せめてこれだけは」の必須装備とは

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山の中にある薄暗い森の小径・小道
秋冬の低山ならではの危険とは?(写真:nature/PIXTA)

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秋冬の登山は日暮れの早さに要注意

低山=低い山という単語は、「低いから、登山慣れしていなくても大丈夫だろう」というようなイメージを喚起させやすい。かつての私も、似たような思いを持っていた。

ところが決してそんなことはなく、高かろうが低かろうが、山での遭難事故は身近なものなのだ。

今回は前編にひきつづき、『低山遭難 「まさかの遭難」から生きて帰った人たち』(羽根田 治 著、東洋経済新報社)から低山遭難の実態を紹介していく。

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秋から冬にかけての時期、日の出は遅く日没は早い。つまりは日が短くなるわけで、低山の山間部や樹林帯などでは午後3時を過ぎると薄暗くなってくるのだという。

しかもこの時期の登山は、日の出時刻の遅さと寒さの影響から、夏にくらべると行動開始時刻が遅くなりがちだ。

そのうえ日没も早いため、行動中に時間的なロスがあると、あっという間に日が暮れてしまう。

すると、「早く降りなければ」と焦りが生じる可能性が大きくなる。要するに、道迷いや転滑落などのリスクも高まるわけである。

2024年11月3日には、静岡県裾野市の愛鷹山系前岳から単独で下山していた64歳の男性が、日没により下山が困難となり、午後7時半ごろ、警察に助けを求める事案が発生した。通報を受けて救助隊員が現場へ向かい、約2時間半後に男性を発見、付き添って無事下山した。男性はヘッドランプと懐中電灯を携行していたが、どちらも電池が切れてしまったという。(20ページより)
【この記事の前編】
「楽しんできてね」と送り出した家族が帰らない…空前の低山ブームに隠された遭難リスク 低い山で道に迷う納得の理由
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