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「楽しんできてね」と送り出した家族が帰らない…空前の低山ブームにひそむ遭難リスク 低い山で道に迷う納得の理由

6分で読める
森で遭難して座り込んでいる男性
低い山ならではの、道に迷いやすい要因とは?(写真:Carbondale/PIXTA)
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ところが、低山の場合は事情が異なる。一部の人気エリアを除けば、登山道や道標の整備状況が充分とはいえない山やルートも多いからだ。

たとえば歩いていて、「道標が少ないな」と感じるのは“よくある話”なのだとか。

登山道が二手に分かれるところに道標がなかったり、道標はあるものの朽ちて判読できなくなっていたりすることもあるようだ。

「もし山道でそんな目に遭ったら……」と考えてみると、なかなか恐ろしい話ではある。

低山は登山道と作業道が入り組んでいる

また、「言われてみれば、そういうことがあってもおかしくはないだろうな」と思えることも指摘されている。

なにより困惑するのは、低山には登山道だけではなく、林業関係者や鉄塔管理者らの作業道、山麓に住む人たちの仕事道、シカやイノシシなどの獣道が入り組んでいることだ。彼らが自分たちの作業の目印として付ける赤テープや杭などを、登山道の目印だと誤認して登山者が迷い込んでしまうのも、よくある話だ。(20ページより)

たしかに、さまざまな人が働き、暮らす生活圏でもあるエリアが登山道になっているというケースもあるはずだ。

気づきにくいことではあるかもしれないが、そのことを忘れてはいけないだろう。

また、低い山には小さな尾根や沢が無数にあり、かつ複雑に入り組んでいるので、沢を横切るところで沢に入り込んでいったり、正しいルートは尾根を外れているのに、それに気づかず尾根を直進してしまったりして道に迷うという事故も多発している。(20ページより)

歩いていて小さな沢の美しさに気を惹かれたら、ついそちらに進んでみたくなるかもしれない。

「自分だったら……」と考えてみても充分にありうることだという気がするが、そういうところに危険が潜んでいるということだ。

【この記事の後編】→「15時過ぎたらもう暗い…」秋冬の低山で"行動遅れ"が招く遭難 山に入るなら"せめてこれだけは"の必須装備とは

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