ところが、低山の場合は事情が異なる。一部の人気エリアを除けば、登山道や道標の整備状況が充分とはいえない山やルートも多いからだ。
たとえば歩いていて、「道標が少ないな」と感じるのは“よくある話”なのだとか。
登山道が二手に分かれるところに道標がなかったり、道標はあるものの朽ちて判読できなくなっていたりすることもあるようだ。
「もし山道でそんな目に遭ったら……」と考えてみると、なかなか恐ろしい話ではある。
低山は登山道と作業道が入り組んでいる
また、「言われてみれば、そういうことがあってもおかしくはないだろうな」と思えることも指摘されている。
たしかに、さまざまな人が働き、暮らす生活圏でもあるエリアが登山道になっているというケースもあるはずだ。
気づきにくいことではあるかもしれないが、そのことを忘れてはいけないだろう。
歩いていて小さな沢の美しさに気を惹かれたら、ついそちらに進んでみたくなるかもしれない。
「自分だったら……」と考えてみても充分にありうることだという気がするが、そういうところに危険が潜んでいるということだ。

