文部科学省によれば、2000年度に10倍以上あった教員採用試験の倍率は低下が続いており、小学校に至っては25年度に2.0倍まで低下しています。採用に苦戦しているのは地方だけでなく、都市圏でも1倍台が続く自治体は珍しくない状態です。また、合格後に教員を選ばない人も多くなっており、2次募集を行う自治体も少なくありません。
そのため、「教員の質が低下しているのではないか」という声を耳にする機会も増えました。
「以前にはあまり見られなかった」新人教員
しかし、教員の仕事が「ブラック」と言われるようになってからも、教員を目指す若い人たちの中には高い志や使命感を持った方がいましたし、私も実際に、数多くの優秀な先生を見てきました。もちろん今でも、休日に自ら研修へ参加し、子どもたちのために時間を惜しまず学び続ける先生方がたくさんいます。
ただ、講演や研修で全国の学校現場を見て回っている中、ここ数年、これまでとは少し違う変化を感じるようになりました。「従来であれば採用されなかったのではないか」と思われる方が教壇に立ち、そして短期間で辞めてしまうケースを見るようになったのです。


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