有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ #お節介再発見――令和版やさしさのカタチ

「みんなでお父さんのところに行こうか」母が死を考えたそのとき…84歳PR会社創業者が胸に刻む"名もなきお節介"

9分で読める
高橋恵さん
高橋恵さんの立ち上げた「おせっかい協会の輪」は全国に広がっている(写真:高橋恵さん提供)

INDEX

「ようこそ~。どうぞお上がりください」

都内某所のマンション。扉を開けた私をチャーミングな女性が満面の笑みで迎えてくれた。

この女性こそ全国に3000人の会員を持つ一般社団法人おせっかい協会代表の高橋恵さんだ。会員から〝恵さん〟と親しまれる彼女。実はPR会社「サニーサイドアップ」の創業者でもある。

なぜ、そんなビジネスの世界の成功者が「おせっかい」に注目したのか。

「私もたくさんの人のお節介によっていろいろなことが広がったんです。だから、恩送りじゃないけれど、誰かを幸せにするお節介を広めていきたいと思ったの」

朗らかにそう語る高橋さん。今年発売となった著書『84歳、「ま、いいか」で人生うまくいく』は発売ひと月たらずで重版に。「後期高齢者」ではなく「光輝高齢者」を目指しているという高橋さんの元気の源もお節介にあるという。

この連載の一覧はこちら

見知らぬ人に命を救われた子ども時代の原体験

高橋さんは1942年に三姉妹の次女として生まれたが、父は高橋さんが3歳のころに戦死。母は26歳の若さで女手ひとつで子どもたちを育てることになった。

敗戦後、「これからの教育は東京だ」という母の考えで、鹿児島から一家で東京へと移り住む。母はさまざまな商売を始めたものの、事業は思うようにいかなかった。家計は困窮、「すべてを質屋に持っていかなければならないときもありました」(高橋さん、以下の発言すべて)。

高橋 恵(たかはし・めぐみ)1942年生まれ。サニーサイドアップを創業するなどしたのち、70代で「愛のあるおせっかい」の必要性を説き、おせっかい協会を立ち上げる。世界中が「やさしいおせっかい」であふれ、社会が笑顔でいっぱいになることを心から願っている(写真:あさ出版プレスリリースより)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数