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横浜の築55年「巨大な人工池がある団地」の中に"学生寮"をつくる→《高齢化社会を解決するヒント》がそこにはあった

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横浜にある竹山団地(写真:筆者撮影)
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寮として使われている住戸は2DKと3Kの2種。見せてもらったのは、40㎡前後の2DKで、1・3・4年生の3人が共同生活をしていた。

部屋を見せてもらった。キッチンには調味料や家電が並んでいて、食堂が休みのときなど料理もできる(写真:筆者撮影)

部屋割りは、学年を混ぜる縦割り式で、学生自身が決める。住棟は食堂に近い場所と駅に近い場所があり、希望を聞きながら配置するという。

この部屋では、4年生が4.5畳の個室、3年生と1年生は6畳の和室を使用していた。

竹山団地の間取り。間取りは当時のままだが、個室があるため3人生活にはちょうどいい。バルコニーに物置があるのも気になる(画像:神奈川県住宅供給公社HPより)

平日朝は5時20分ごろに寮を出発し、6時から7時半まで練習する。朝食は各自で自由に済ませる。練習後は寮に戻り、準備をして大学へ。授業時間によっては、団地でトレーニングをしたり、竹山キッチンの手伝いや地域活動などに時間を使う。

夕食は竹山キッチンで食べ、洗濯は夜間を避けて空いた時間に済ませる。22〜23時に就寝する学生が多いという。

左は4年生の倉田竜輝さん、右が1年生の雨宮汎来さん。後ろに見えるのは和室の6畳間。寝具は布団。洋服のラックを置いてユニフォームや私服を整理し、押入れは襖を外して収納スペースになっていた(写真:筆者撮影)

4年生の倉田竜輝さんは、団地暮らしも4年目。週1回は竹山キッチンに入り、予定が合えばスマホ教室にも参加している。

「学生以外の人と関われるのは、当たり前ではない、いい環境だと思います。カフェやスマホ教室で高齢の方とコミュニケーションを取れたり、その方が大学のサッカーを応援しに来てくれたり。最初はどう関わろうかなというところから始まりましたが、だんだん顔見知りが増えて、名前も覚えてもらえるようになりました。自分が地域に入れているような実感があります」(倉田さん)

学生にとっては新鮮な団地暮らし

1年生の雨宮汎来さんは、寮生活も団地暮らしも初めてだ。団地ならではの環境にも少しずつ慣れてきた。

「実家で暮らしていたので、こういう環境はすごく新鮮です。本当にいろんな人たちと関われて、新天地に来たみたいな感じがして面白いです。最初は友達の部屋に行くときも『その棟どこ?』みたいなことがめちゃめちゃありましたけど、今はもう慣れました。5階なので、ベランダから外を眺めるのも好きです。この前は池で親ガモと子ガモを見て、『こういうのも見られるんだな』と思いました」(雨宮さん)

公社の水上さんと大森監督が立っているのはセンター地区。「学生さんが暮らし始めてから商店街の人の往来が増えました。年間 9000人の人が利用しています」と水上さん(写真:筆者撮影)
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