有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

横浜の築55年「巨大な人工池がある団地」の中に"学生寮"をつくる→《高齢化社会を解決するヒント》がそこにはあった

15分で読める
横浜にある竹山団地(写真:筆者撮影)
2/8 PAGES
3/8 PAGES
4/8 PAGES
5/8 PAGES
6/8 PAGES

サッカー部の食堂としても使用している「竹山キッチン」は、地域にも開かれ、学生も接客や調理補助を担う。寮の食事づくりでは、1、2年生は料理長の指示を受けながら参加する。上級生の中には大人数の調理を任される学生もいる。

「最初は手を切ったりしながらですけど、食事も作れるようになる。生活力というか、総合的な力を身につけていくんです」(大森監督)

寮生活で調理も一通り経験する(写真:筆者撮影)
健康体操教室の参加者の中で希望した人は竹山キッチンで「健康ランチ」を食べられる(有料)。この日はスパイスを使った野菜たっぷりのワンプレート(写真:筆者撮影)
健康ランチの風景(写真:神奈川県住宅供給公社提供)

近隣の休耕地では学生が野菜も育てている。畑のリーダーを務める4年生の井原心人さんは、事業計画をつくり、栽培から販売まで担っている。畑は子どものころから馴染みがあったというが、本格的に行うのは神奈川大学のサッカー部に入ってからだ。

「野菜は、植えて、雑草を抜いて、水をあげて、収穫して、自分の口に運ばれます。誰かが汗をかかないと、みんなの食事にはならない。畑をやるようになって、遠回りに見えても、誰かのために動いたり目立たないことを積み重ねたりすることが、結局はサッカーにもつながるとわかってきました」(井原さん)

学生たちは地域行事や清掃にも参加

学生の活動は幅広い。住民として地域行事や清掃に参加するほか、小学生向けの学習支援や高齢者へのスマホ教室など、活動はさまざまだ。活動によっては、仕事として報酬を得るものもある。

4年生の井原心人さん。この日は健康体操のリーダーを務めた後、竹山キッチンで住民と一緒に食事を摂る。時間ができると畑に向かい、野菜の様子を見ている(写真:筆者撮影)
畑での作業風景(写真:神奈川県住宅供給公社提供)
小学生の宿題を見るサッカー部員(写真:神奈川県住宅供給公社提供)

さて、学生たちが暮らす部屋を訪ね、寮生活についても聞いてみた。

7/8 PAGES
8/8 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数