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横浜の築55年「巨大な人工池がある団地」の中に"学生寮"をつくる→《高齢化社会を解決するヒント》がそこにはあった

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横浜にある竹山団地(写真:筆者撮影)
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大森監督は「自治会や地域の方が世話を焼いてくださっています」と語る。

竹山連合自治会の事務局長、高橋明美さんは、学生や大森監督、公社と密に連携してきた。学生らから「あけみさん」と呼ばれて親しまれている。

自治会は寮の計画を前向きに受け止めた。一方で、実際に学生が住み始めた際には、一部の住民は見慣れぬ光景に戸惑い、「何か起きたらどう責任とるんだ」といった声もあがったという。

高橋さんらは住民と学生の間に立ち、気づいたことがあれば直接声をかける。

「学生に対してもしかりますよ。バイクの停め方や乗り方とか。毎月の階段掃除もそうです。決めたルールを下級生にちゃんと教えてね、と言っています」(高橋さん)

学生は毎年2月の防災訓練にも地域住民として参加する。放水訓練や災害時に使用する仮設トイレの組み立てなどを、住民とともに行う。

防災訓練の様子。学生が大勢いる(写真:神奈川県住宅供給公社提供)

ただ、住民側は学生との距離が近くなるほど、線引きも必要になる。

「住民が個別に学生に作業を頼んでしまうことも起こります。学生には『受けないでね』と断るように伝えています。受けてしまうと、『あの子のときはやってくれた』とトラブルになりますから。必要なことは事務局が取りまとめ、監督やコーチにお願いをしています」(高橋さん)

団地の雰囲気に変化も

学生が暮らすようになり、団地の雰囲気にも変化があった。

センター地区には竹山セントラルや学生たちの食堂があり、学生の姿をたびたび目にする(写真:筆者撮影)

「学生はすれ違うときに挨拶もしてくれて、明るくなりましたね。小学生が『ユニフォーム姿のお兄さんたち、かっこいい』とあこがれたり、落ち葉掃除のときに学生を見て、子どもたちが手伝ってくれたこともあります」(高橋さん)

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