有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

ハッカーの「オフ会」発祥、世界最大セキュリティイベント「Black Hat」で注目された"AI暴走"の次に問題となるサイバー脅威

10分で読める
Black Hat USAの会場
8月にラスベガスで行われた「Black Hat USA」(写真:筆者撮影)
  • 中尾 真二 ITジャーナリスト・ライター

INDEX

さまざまな業界がLLM(大規模言語モデル)やエージェントAIによるパラダイムシフトに曝されている。セキュリティ界隈も例外ではない。

2026年、世界的なハッカーカンファレンスとして名高い「Black Hat USA」でも大きな変化が見られた。筆者は過去10年ほど欠かさずBlack Hat USAの現地取材を続けていて、毎回セキュリティ業界の変化を最先端で体感してきたが、今回のテーマはいわゆる「Mythosショック」やAIの暴走・悪用問題の先を行くものだった。

ハッカーのオフ会から派生したBlack Hat

Black Hatは、その前身となるDEF CON(デフコン)というイベントから派生したものだ。DEF CONは、元祖ハッカーカンファレンスと呼べるもので、初回開催が1993年。ジェフ・モスというハッカーの呼びかけでラスベガスのホテルで開催された。

主旨はカンファレンスや論文発表というより、日ごろ掲示板(SNSやTelegramなどない時代なのでIRCというチャットやローカル掲示板が利用されていた)でしか会ったことがないようなハッカーコミュニティの住人が、友人の送別会で集まったのが最初という「オフ会」の乗りで始まった。

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数