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さまざまな業界がLLM(大規模言語モデル)やエージェントAIによるパラダイムシフトに曝されている。セキュリティ界隈も例外ではない。
2026年、世界的なハッカーカンファレンスとして名高い「Black Hat USA」でも大きな変化が見られた。筆者は過去10年ほど欠かさずBlack Hat USAの現地取材を続けていて、毎回セキュリティ業界の変化を最先端で体感してきたが、今回のテーマはいわゆる「Mythosショック」やAIの暴走・悪用問題の先を行くものだった。
ハッカーのオフ会から派生したBlack Hat
Black Hatは、その前身となるDEF CON(デフコン)というイベントから派生したものだ。DEF CONは、元祖ハッカーカンファレンスと呼べるもので、初回開催が1993年。ジェフ・モスというハッカーの呼びかけでラスベガスのホテルで開催された。
主旨はカンファレンスや論文発表というより、日ごろ掲示板(SNSやTelegramなどない時代なのでIRCというチャットやローカル掲示板が利用されていた)でしか会ったことがないようなハッカーコミュニティの住人が、友人の送別会で集まったのが最初という「オフ会」の乗りで始まった。


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