かなり日本の軽自動車を学び、取り入れてきたことが分かる内容だ。試乗してみても、走りの安定性は十分で、完成度が高かった。価格を考えると、かなり割安感がある。
実際、発売から2週間で累計受注1000台を突破。BYDオートジャパンが掲げる「年間1万台」という目標の実現は濃厚だろう。
そんな中国からの挑戦者を迎え撃つライバル、日系の軽EVは意外と数が多い。
名前を挙げれば、日産と三菱の兄弟車となる「サクラ」と「eKクロスEV」、三菱「ミニキャブEV」、ホンダ「N-ONE e:」と「N-VAN e:」、そしてダイハツとスズキの兄弟車となる「e-ハイゼットカーゴ/e-アトレー」と「eエブリイ」だ。
また、スズキは8月24日に新型EV「e SKY」を発表している。価格や内容、発売時期は、まだ明かされていないけれど、これも有力なライバルのひとつとなるだろう。
ただし、このうちミニキャブEV、N-VAN e:、e-ハイゼットカーゴ/e-アトレー、eエブリイは商用車ベース、もしくは商用車そのものなので、ラッコの直接のライバルとはならない。e-ハイゼットカーゴ/e-アトレーとeエブリイは、価格も300万円を超える。
また、純粋な乗用車であるサクラ、eKクロスEV、N-ONE e:、そしてe SKYは、4枚ヒンジドアのハイトワゴンだ。現在の日本の軽自動車市場は、スーパーハイトワゴンの人気が高いため、スタイル的にはラッコが有利と言っていいだろう。
軽EV、実際の売れ行きは?
では、日系の軽EVはどれほど売れているのだろうか。先に上げた各モデルの販売台数を調べてみた。
なお、日本市場全体の軽自動車販売台数は約167万台(2025年実績)で、最も数多く売れたのは、ホンダ「N-BOX」の約20万台だ。もちろんエンジン車となる。
それに対して、2025年の日系EVのベストセラーは1万4093台のサクラで、兄弟のekクロスEVは1442台。ミニキャブEVは2381台、N-VAN e:は6499台、N-ONE e:は5239台であった。


※ログイン後、コメント入力が可能です。