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キャリア・教育

8割の会社員が定年間際まで自分の「私的年金額」を知らない…あなたの退職時には一体いくら振り込まれるのか?

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電卓を使うビジネスマンの手
あなたは私的年金の額を把握していますか?(写真:lucky7trader/PIXTA)
  • 山崎 俊輔 リタイアメント・アドバイザー/AFP

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50代後半になれば、多くの会社員が「引退時期」「定年後の働き方」を考え始めるもの。ところが、自らの引退戦略を左右する「私的年金」の額を定年前に把握している人はほとんどいないという現実があります。
新刊『RETIRE SHIFT(リタイア・シフト) 人生100年時代の引退戦略』が話題となっているリタイアメント・アドバイザーの山崎俊輔氏が、50代のうちから知っておくべき私的年金について、そして引退後の資産取り崩しの考え方について解説します。

さまざまな私的年金、どう違うのか

私的年金、あるいは企業年金という言葉はあまりなじみがないかもしれない。

リタイア(仕事の引退)のタイミング、そしてリタイアを取り巻く環境自体が大きく変わる、社会の一大変革「リタイア・シフト」が今、まさに起こっている。この時代にリタイア戦略を考える上で、私的年金についての理解は欠かせない。わかりやすく解説していこう。

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私的年金は、公的な加入義務がなく民間で任意に設立されていて、個人が加入する制度を指している。特に企業年金、つまり会社が実施しており、そこの社員だけが加入できる私的年金がそうだ。

退職金や企業年金の実施率は約75%である(厚生労働省「令和5年 就労条件総合調査」)。

大企業ほど実施率は高まり9割程度になるが、中小企業ほど低くなる。現金で退職時に一括払いをする退職一時金制度と、年金受け取りの選択肢がある企業年金制度がある。

企業年金は本人の希望で一時金受け取りもできることと、外部保全体制が整っているため、企業の破綻時などに安心できることがメリットだが、実施率は高くはない。これも大企業ほど実施率が高くなる。

企業年金についてはさらに、会社が積立から運用・給付までやってくれる確定給付企業年金と、運用は自分で行なう確定拠出年金(企業型)がある。

2制度の合計で1749万人(2025年3月末)と、かなり多くの会社員が加入しているが、会社員全体に占める割合としては半数以下、おおむね3人に1人くらいというところだ。

確定給付企業年金は会社の指定する年齢、年数で受け取る。確定拠出年金は自身の希望する年齢(60~75歳)から、希望する受け取り年数(5~20年の範囲)で受け取ることが可能だ。

かつて、確定給付型の企業年金は終身年金を志向していたが、近年では有期年金のみとすることが増えている。10年あるいは15年有期の設計が多いようだ。

もし65歳からもらい始めたとすれば75~80歳の安定収入となりうる。

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