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ライフ #自動車最前線

究極のオーダーメイドバイクも注文可能に…親ブランド経営破綻から再始動、名門「MVアグスタ」日本再上陸と販売の行方

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コシダテックが開催したMVアグスタ展示イベント「Motorcycle Art Gallery」の様子(写真:三木 宏章)
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ツアラーバイクの「ツーリズモヴェローチェ RC SCS」。798cc3気筒エンジンを搭載し、最高出力は110PS(写真:三木 宏章)

「ディーラーさんの中には、MVのマシンでレースに出たいというところがいくつかあるので、我々もインポーターとして、レースの応援もしていきたいなと思っております」

MVアグスタには公道走行不可とされるレーシングパーツが多数用意されているし、中にはアート作品のようなマシンも。例えば、25年12月の「アートバーゼルマイアミビーチ」で発表された真っ白な「Superveloce Arsham(スーパーヴェローチェ アーシャム)」だ。

このマシンは、スーパーヴェローチェをベースに世界的アーティストであるダニエル・アーシャム氏が「動く彫刻」をテーマに、わずか6台のみが制作された作品。ベース車は公道走行可能なスーパーヴェローチェだが、公道走行用の登録は不可、工場保証もなく、ディーラー販売もなく、価格も一般公開されることのない、あくまで芸術作品という非常に特殊なモデルだ。

オーダースーツのように、自分だけの1台を作るプログラム

最高出力208PSを絞り出す998cc・4気筒エンジンを搭載する「ブルターレ1000RR」(写真:三木 宏章)

MVアグスタには「Sartoria Meccanica(サルトリア・メカニカ)」なる、いわゆるス・ミズーラ、オーダーメイドプログラムもある。これは25年から本国でスタートした、顧客のオーダーでマシンを調整して仕上げるサービス。カラーや素材、それにシートやハンドルバーのポジションなど、フルオーダーのスーツのように仕上げる。そこで、イタリア語でスーツメーカーを意味するサルトリアと名づけられている。

サルトリア・メカニカは、カウリングやタンクのカラーリングやシート素材が選べる「エッセンツィアーレ」にはじまり、フレーム、スイングアーム、トップブリッジのカラーリングまで細かく注文できる「リチェルカート」、そしてヘルメットまで含めてすべてがオーダーの対象となる「イコーニコ」と3段階からなる。

特注サービスは自動車でもトレンドなので、プレミアムブランドであるMVアグスタもオーナーにはウケそうだ。ただし「年間10台限定で、今ところオーダーはいっぱい」(前出・髙原部長)とのこと。数を抑えるのも、プレミアム感のためには重要なことである。

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