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キャリア・教育

まさか、きょうだいも学校に行かなくなるなんて…"3人の子の不登校"を経験した母が焦り「何とかしなければ」を手放せた訳

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兄弟
2024年度に不登校だった子は小中学校あわせて35万3970人と12年連続で過去最多を更新(写真:Ushico / PIXTA)
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きょうだいが話さなくなる背景には、「自分まで崩れてはいけない」という感覚があります。家庭の中でだれかが大きく揺れているとき、きょうだいは無意識のうちに自分の立ち位置を考え始めます。

「これ以上心配をかけないように、自分は大丈夫でいよう」「手のかからない存在でいよう」といった思いが、自然と芽生えます。

その結果、常に気が張りつめた状態になり、気を抜くことができず、自分の状態よりもまわりを優先するようになります。少しでも崩れてしまったら、家庭全体がさらに大変になるのではないか、そんな不安がどこかにあります。

休むことよりも、踏ん張ることが優先されます。弱音を吐くことや、頼ることが難しくなり、自分の中で何とかしようとする傾向が強くなっていきます。

こうした状態は外からは見えにくく、むしろ「しっかりしている」「大丈夫な子」として受け止められることも少なくありません。

1人を守るため、全員が無理を背負う

今まで何も問題のなかった家庭。朝起きて、眠いと言いながら朝ごはんを食べ、学校に行く。仲良しきょうだいで笑いが絶えなかった日常。しかし、それはある日突然起きます。

「話には聞いたことがあったけど、まさかその当事者の親になるとは……」。子どもが不登校になると、親は「この子を守りたい」と思い、学校への対応や説明、環境づくりなど、多くのことを抱え込みます。親の余裕は少しずつ失われ、家庭全体の緊張感が高まっていきます。

きょうだいは、これ以上親を心配させまいと「自分は大丈夫」と言い、甘えや不安を出さないようにしていきます。不登校の子も、家庭の変化を感じ取りながら過ごしています。

こうして、親もきょうだいも本人も、それぞれが無理を背負う形になっていきます。だれかが我慢し、だれかが耐えながら、家族全体でバランスを取り続ける状態が生まれます。

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