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「政治的に保守的な人」の脳を調べてみると? コンマ何秒という数値で示されるその「知覚面の慎重さ」という特徴

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ヒトの脳のイメージ画像
政治的に保守的な人は知覚的意思決定において慎重であるようです(写真:Pavel Muravev/PIXTA)
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後頭葉の視覚野は、頭頂葉や側頭葉――注意が情報の束をまとめる部位――や、運動を制御する運動野と情報を数ミリ秒単位でやり取りするが、やがて閾値(いきち)を超えて、脳はこんなふうに言い出す。十分だよ! 判断するのに十分な情報はある。ボタンを押して!

一部の人はこの閾値が高いので、他の人よりも慎重であり、ある動作をやってみる前にたくさんの情報を必要とする。一方で、閾値が低いので、スピードのために精度を進んで犠牲にする人たちもいる。

こうしたプロセスすべてが、私が単純な知覚的判断を形成するのにかかる、650ミリ秒の間に起こるのだ。

「知覚面の慎重さ」と政治的保守性の相関

こうしたタスクを数十種類おこなったときの反応を調べた結果、私は、個人が知覚的判断を形成する方法と、イデオロギー的判断をする方法の間に共通点があることを発見した。

特に、政治や宗教、社会に関する選択の継続的な影響が脳の深部でも観察可能であることをはっきりと示す、2つのパターンがあった。

そうした短時間での知覚タスクでは、被験者は精度とスピードを最大限まで高めるように指示される。これはトレードオフの関係を生み出す。

スピード重視のアプローチを取って、選択は素早くおこなうが、必然的にいくつか間違いをするか、それともゆっくり着実な道を進んで、スピードは犠牲にしても、各試行での精度を高めるか、どちらかだ。

その結果から、各被験者の「知覚面の慎重さ」を数量化できる。それは、スピード重視の戦略とゆっくり着実な戦略を両極端とした場合に、その間のどのあたりにいるかということだ。

最初に明らかになったのは、そうした知覚的意思決定のタスクにおいて特に慎重な被験者は、政治的に最も保守的な被験者でもあるということだ。

言い換えれば、コンマ何秒かの知覚的判断における慎重さは、政策選好に見られる政治的保守性と相関していたということだ。

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