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「政治的に保守的な人」の脳を調べてみると? コンマ何秒という数値で示されるその「知覚面の慎重さ」という特徴

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ヒトの脳のイメージ画像
政治的に保守的な人は知覚的意思決定において慎重であるようです(写真:Pavel Muravev/PIXTA)
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おもしろいことに、保守性(conservatism)というのは、言葉としても慎重さ(caution)の類義語にあたる。そもそも、物事をきちんとおこなうことを優先してスピードを抑える政治が保守政治でないなら、何がそうだというのか?

慎重さは、応答時間が長いということだけを意味しているわけではない。それは速さと正確性のバランスのことを言っている。

キーボードでの文字入力や車の運転のように、ゆっくりと進めて、間違いを最小限にするのが好きな人もいれば、速さを優先して、多少の間違いはしかたないと考えがちな人もいる。

ところが、速さと正確性を(見事に)両立させる人や、反対に遅いうえに間違いが多いという(残念な)人もいるのだ。

保守の脳は何においても慎重

政治的保守派の知覚戦略は、先ほどのトレードオフで言えば、ゆっくり確実な道を選ぶ傾向がある。

私たちの研究では、保守派の脳は何においても慎重だということがわかっている。道徳や政策の面だけでなく、1秒未満の視覚的判断においても慎重なのだ。

知覚における慎重さは、社会的保守派や経済的保守派だけでなく、ナショナリズムやパトリオティズム、社会の支配階層の正統性、不平等の維持を強く信じる人たちや、暴力や、所属するイデオロギー集団のための自己犠牲を支持する人たちでも明らかに見られた。

これは、右派的な意見を持つ人は左派的な信念を持つ人と比べると、新たな環境を探検するときにより慎重で、新しいものに近づきたがらない傾向があるという、別の研究結果とも一致する。

(翻訳:熊谷玲美)

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