磯貝:先生の本を読んでいると、今まで我流でやってきたことが合っていたんだって思えるところがけっこうあって、うれしかったです。
「自分に合う方法」を見つけることも学び
磯貝:でも、『疲れ切った人のための勉強法』と照らし合わせると「これは違ったんだ」ということもありますよ。たとえば「コーヒーは勉強後に飲んだほうが記憶の定着がよくなる」という話。私はコーヒーが好きで、タイミングを問わずよく飲むので、ここはちょっと見直したほうがいいかなと思いました。
堀田:まあ、どんな研究結果も100%誰にでも当てはまるとは限りませんから。ある方法が自分に合ってると思ったら、それが一番いいと思います。元も子もないこと言ってるけど(笑)。
磯貝:勉強法には自分との相性もあるんですね。たしかに、私は努力するのが苦手なのですが、一方、ストイックに自分を追い込んだほうが捗る人もいますよね。
堀田:そうですね。自分に合った仕組みや勉強法を見つけることも学びのうちかな。
磯貝:私は勉強全体をゲームとして捉えているところがあって、「この方法を試してみた。自分にはちょっと違う。これも試してみた、違う」みたいに試行錯誤するのが好きだったんです。だから、そのころに先生の本があったら、もっと最短距離で勉強できたのかなって思ったりもしますけど(笑)。
堀田:いやいや、すでに一番いいルートを通ってこられたんじゃないですか。いろいろ試行錯誤して確立されたのが、この没頭勉強術だったんですよね?
磯貝:それはそうですね。といっても自分ひとりで試行錯誤したわけではなくて、友だちに「どうやって勉強してる?」と聞くのも好きでした。
堀田:おお、それもいいですね。
磯貝:たとえば、本にたくさん線を引いてる子に「なんで、そんなに線を引くの?」と聞くと、「線を引くと視覚的にその箇所が浮かび上がってくるから」とか、その子なりの理由があるんですよね。そういうのも「じゃあ、自分はどうかな?」と試行錯誤するきっかけになりました。最近も、イギリスに留学している友人が「私は目で読むより耳で聞いたほうが頭に入るから、文章を読むときは基本的に読み上げ機能を使ってる」と話していて、すごく興味深かったです。
堀田:そんなふうに人の勉強法にも興味を持つことも、自分に合った勉強法を見つける糸口になりますね。
構成/福島結実子



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