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キャリア・教育

そりゃ「大学の数学」でつまずくわ、高校まで問題なかったのに…"暗記"と"理解"に大きなカベ

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授業中ぼーっとする男子学生
(写真:USSIE / PIXTA)
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2003年度以降:「順列・組合せと確率」が数学Iから数学Aに移動、「数列」が数学Aから数学Bに移動、数学IIにあった「複素数平面」は廃止、「確率分布」は数学Bから数学Cに移動、等々。
12年度以降:数学Aに「整数の性質」が新設、数学Aに(かつて中学数学に主にあった)「作図」と「空間図形」が加わる、数学Aにあった「二項定理」が数学IIに移動、数学Cにあった「確率分布」と「統計処理」が数学Bに移動、「複素数平面」が数学IIIに復活、数学Cは廃止となり、それに伴って「(主に2行2列の)行列」は廃止、等々。
22年度以降:数学Cが復活、「複素数平面」が数学IIIから数学Cに移動、「整数の性質」が数学Aから新科目「数学と人間の活動」に移動、「ベクトル」が数学Bから数学Cに移動、等々。

問題は、それら6科目全部ではなく半分ぐらいの科目を履修する高校生が大半である現在、上記のようにクルクル入れ替わるカリキュラムのお陰で、高校、予備校、大学でさまざまな混乱を引き起こしたのである。

こうした理解に苦しむ教育制度で混乱している間に日本の国際競争力は相当下がってしまった。スイスのローザンヌに拠点を置くIMD(国際経営開発研究所)の「世界競争力年鑑」で、同年鑑の公表が開始された89年から92年まで日本は1位であったが、2024年は過去最低の38位になってしまった(25年は35位)。

学びの軸足を「暗記」から「理解」へ

これは深刻に捉えるべきことであり、戦後の謙虚にひたむきに算数・数学を学んだ頃を振り返れば、創造力を育むためには、学びの軸足は「暗記」から「理解」に移すことがカギになると考える。

実際、全国学力テストの以下の2つの結果を見れば、その主張は理解していただけるだろう。ちなみに、比と割合に関しては理解がとくに求められる内容である。

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