問題は、それら6科目全部ではなく半分ぐらいの科目を履修する高校生が大半である現在、上記のようにクルクル入れ替わるカリキュラムのお陰で、高校、予備校、大学でさまざまな混乱を引き起こしたのである。
こうした理解に苦しむ教育制度で混乱している間に日本の国際競争力は相当下がってしまった。スイスのローザンヌに拠点を置くIMD(国際経営開発研究所)の「世界競争力年鑑」で、同年鑑の公表が開始された89年から92年まで日本は1位であったが、2024年は過去最低の38位になってしまった(25年は35位)。
学びの軸足を「暗記」から「理解」へ
これは深刻に捉えるべきことであり、戦後の謙虚にひたむきに算数・数学を学んだ頃を振り返れば、創造力を育むためには、学びの軸足は「暗記」から「理解」に移すことがカギになると考える。
実際、全国学力テストの以下の2つの結果を見れば、その主張は理解していただけるだろう。ちなみに、比と割合に関しては理解がとくに求められる内容である。


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