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自民党で勃発した「静かなる反乱」の波紋、"大番頭"世耕氏の復党見送りで顕在化した自民党内の権力闘争と秋政局の行方

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世耕弘成
8月6日の自民党党紀委員会で復党が見送られた世耕弘成氏(写真:ブルームバーグ)

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それは静かで熱い「反乱」のように見えた。旧安倍派の裏金問題をめぐって自民党を離党した世耕弘成元経済産業相の復党について、8月6日に開かれた自民党党紀委員会は結論を先送りした。

出席者から一任を受けた浅尾慶一郎委員長は「委員からさまざまなご意見をいただく中で、『地元の和歌山県連において多数という声もあるけれど、その中身について聞きたい』といった話もあり、本日においては結論を出さずに次回の党紀委員会で議論をしていく」と述べるにとどまり、決断しなかった。

復党はなぜ見送られたのか

世耕氏の復党見送りには2つの理由がささやかれている。

1つは、世耕氏が復党することで、自民党が「やはり裏金政党だ」とのレッテルが貼られかねないことへの懸念があること。もう1つが、党内の権力のバランスが変化しかねないことについての危惧だ。

世耕氏は高市早苗首相と近いことで有名だ。森喜朗政権時には、下村博文元文部科学相や山本一太群馬県知事ともに「勝手補佐官」を自任した。また、高市首相は2003年の衆議院選挙で落選後、世耕氏の父親である故・弘昭氏が理事長を務めていた近畿大学経済学部で04年から06年まで教鞭をとっていた。

その世耕氏が復党すれば、高市首相にとって頼もしい味方が増えることになるだろう。

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