政界が事実上のお盆休みに入り、政治関連のニュースも減少する中、永田町関係者がそろって注目しているのが、高市早苗首相が9月末までに断行するとみられる、内閣改造・自民党役員人事の行方だ。
7月下旬の延長国会閉会前後の各種世論調査で内閣支持率が下落したことにいら立ちを隠せなかった高市首相。8月に入って支持率下落に歯止めがかかったことで、「従来の強気が復活し、“自前人事”による政権浮揚に意欲的」(官邸筋)とされる。
そもそも、高市首相にとって「本格的な人事を行うのは初めて」(側近)。それだけに、政界関係者の間では「新体制の顔ぶれや人選の経過などで高市首相の手腕が問われ、その後の政権の浮沈にもつながる可能性が大きい」(自民党長老)といった指摘がある。
各種人事の任命権を握る高市首相にとって、来秋の総裁選での再選を確実にするために、どのような人事を行うかが最大の課題となる。だからこそ、政界関係者の間では「党内の反発や不満を最小限に抑えるため、“自前人事”をあきらめて、八方に目配りした党内バランス重視の新体制づくりを余儀なくされるはず」との見方が広がる。ただ、高市首相の最終判断はなお不透明だ。
改造人事で注目される3つのポイント
発足からすでに約10カ月が経過した高市政権。年明けの衆議院選挙での自民党の歴史的大勝から特別国会会期末の混乱まで、「曲折ばかりが目立つ政局展開」(自民党長老)が続いてきた。
もちろん、高市首相はその間、「歴代の政権と比べても異例の高支持率を背景に、“高市独裁”の政権運営に猛進してきた」(政治ジャーナリスト)ことは事実。ただ、その強権的手法が、野党だけでなく自民党内からも反発・批判を生み、「安定政権とは言いがたい状況につながってきた」(自民党長老)面は否定できない。
そうした中で行われる今回の人事の注目点は3つに絞られる。


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