「ゲームをやめなさい」が効かない理由
夏休みになると、こうした声かけが増える家庭は少なくないでしょう。
朝はなかなか起きない。宿題は進んでいない。それなのに、ゲームやYouTubeには何時間でも集中している。親としては、イライラして当然です。
子どもの将来を心配しているからこそ、少しでも早く生活を立て直してほしい。宿題を計画的に進めてほしい。そう思って声をかけています。
しかし、何度言っても子どもは動かない。
返事だけしてゲームを続ける。不機嫌になる。親の目が届かないところで遊ぶ。「もう終わった」と嘘をつくことさえあります。
なぜ、正しいことを言っているのに伝わらないのでしょうか。
それは、親の言葉が「ゲームをしている」という目の前の結果だけに向けられ、その行動に至った理由まで届いていないからかもしれません。
文章を正確に読むときには、原因と結果のつながり、つまり「因果関係」に注目します。何かが起きたなら、そこには何らかの理由があるからです。
これは、子どもの行動を理解するときも同じです。
子どもがゲームをしている。これは目に見える「結果」です。けれども、その前に、いったい何があったのでしょうか。
その「原因」を確かめないまま、結果だけを変えようとすると、親の声かけはかえって子どもを追い詰めることがあります。



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