中国が南シナ海に関する強圧的な言動を強め、特にフィリピンへの実力行使が続いている。
フィリピン軍は、「7月20日、セカンド・トーマス礁において、中国海警局の舟艇がフィリピンのゴムボートと衝突し、海警局の人員がフィリピン側の人員を木製の警棒で繰り返し殴打し負傷させた」と中国を非難した。
海警局だけでなく人民解放軍も活動
これに対して中国海警局は、「違法に駐留するフィリピン船に所属する2隻のゴムボートが危険な形で中国の巡視船に衝突してきた」と主張。「フィリピン側の要員がオールや長い棒を用いて、中国の法執行要員を悪意をもって攻撃した」と反論した。セカンド・トーマス礁では、フィリピンが「領有」を主張するために廃艦となったシエラ・マドレ号を座礁させた。中国は海警局の巡視船や海上民兵船舶を用いて、同艦への補給に対する妨害行為を繰り返す。
中国海警局が強硬姿勢をとるのはセカンド・トーマス礁だけではない。7月24日、複数の中国海警局の巡視船がスカボロー礁において、アメリカメディアの取材班が乗船しているフィリピン水産資源局の船舶を取り囲んだ。中国海警局船舶のうち1隻が、フィリピン船に対して放水銃を発射した。
中国、フィリピン、台湾はいずれもスカボロー礁の主権を主張している。しかし中国は2012年以降、周辺海域に常続的に海警局の巡視船を展開することで、この環礁を事実上支配している。
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