ボクシングやダンスなど派手なパフォーマンスで耳目を集めてきた中国の人型ロボット(ヒューマノイド)。今年2月の春節テレビ番組では中国の伝統演武カンフーを披露したばかりだが、もはや、派手さや滑らかな動きで注目を集めるフェーズは過ぎ去ったということだろう――。7月17日から4日間にわたって中国・上海で開催された「世界人工知能大会(WAIC)2026」を視察した筆者は、今、そう感じている。
WAICには世界102の国・地域から政府機関、研究機関、企業が参加し、158のフォーラムが開催された。出展企業は1117社で、昨年の980社を優に上回った。展示品4486点のうち、AI処理に特化した半導体(AIチップ)が108品目、大規模言語モデル(LLM)261品目が初公開された。ヒューマノイドを含むエンボディドAI関連では208品目、実機300台以上が展示され、AI技術が研究開発の段階から社会実装へと広がっていることを印象づけた。とくに「演算能力」「エンボディドAI」「AIエージェント」「AIデバイス」の4つの分野では、競争の質が明らかに変化していた。
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