一方で、「起きてきたね」「ここまでできたね」「今、やろうとしてたんだね」という言葉が増えると、子どもの脳は、日常を「見てもらえる場所」として受け取りやすくなります。
これは、親が完璧な声かけをしなければならない、という話ではありません。親だって疲れます。イライラします。余裕がない日もあります。だからこそ、すべてを変えようとしなくていいのです。
まずは、いつもなら否定から入っていた場面で、ひとつだけ肯定から入ってみる。その小さな変化が、子どもの脳に届く言葉の入り口になります。
「親の言葉には力がある」は、親を責める言葉ではない
親の言葉は、子どもの脳に強く届きます。そう聞くと、苦しくなる親御さんもいるかもしれません。
「今まで、よくないことを言ってしまっていたかもしれない」
「もう遅いのでは」
「私のせいで、この子がこうなったのでは」
そんなふうに、自分を責めてしまう方もいます。でも、私はそう伝えたいのではありません。
親の言葉には力がある。それは、親に責任を背負わせるための言葉ではありません。今日から変えられることが、家庭の中にあるということです。

