なお、デュカトのトランスミッションは8速AT。滑らかな発進と、細かく効率的なギア制御により、低燃費と高い走行性能を両立するトルクコンバーター式だ。駆動方式は2WD(前輪駆動)となる。
アクセルペダルを踏み込んで発進すると、ディーゼルターボらしい余裕ある加速が味わえる。エンジンのスペックは、最高出力180HP、最大トルク450Nm。とくに極太のトルク特性により、低速域からスムーズに車速が上がる印象だ。おそらく、高速道路でも、アクセルペダルをギンギンに踏み込まずとも、快適でストレスの少ないクルージングを楽しめることがうかがえる。
車体・ハンドリング
木々に囲まれた峠道のようなワインディングが続く試乗コースを走らせる。左右のコーナーが連続する場所では、ハンドルの切り返しが楽で、とてもスムーズに走ることができる。大柄な車体とは裏腹に走りは意外と軽快だ。
これなら、仮にハイエースから乗り換えた場合も、あまり違和感なく乗れるのではないだろうか。前述のとおり、ジョイアの車体はハイエースのスーパーロングを少し大きくした感じで、車格的に近しいことも試乗で実感できた。その点でいえば、「輸入車の商用バンは車体が大きいため、乗るのに慣れが必要」といったイメージを払拭してくれるといえるだろう。
なお、サスペンションは硬すぎず柔らかすぎない絶妙なセッティングだ。荒れた路面の凹凸でもしっかりと踏ん張るため、衝撃が室内まであまり届かない。どんなシーンでも、車体の安定性が高いことで、ドライバーはもちろん、乗員全員が快適なドライビングを楽しめることが予想できる。

