――完璧な母になるのではなく、娘さんがみんなに助けてもらえる環境をつくった。
それから「娘が私の愚痴を言えるような大人」もつくろうと思いました。
コロナ禍の「新たな実験」
――青木さんが病気だった時期は、コロナ禍でもありましたよね。青木さんにとって、どんな時間でしたか。
私、実はコロナのときにいろいろと勉強をしました。あの時期は病気で療養中だったし、仕事もなくて暇だったんです。いろんなことを考えましたし、勉強会みたいなものに参加したりもしました。自分なりに学んだことを実践してみようと思って、行動もしました。こういう行動をしてみたら、仕事や人間関係はどうなるんだろう、自分の気持ちはどう変わるんだろう、って。
――実験みたいですね。
そうですね。ほかの仕事にもチャレンジしてみました。産後ケアセンターの料理人とか、ピアノ教室の先生とかです。
――仕事が減ると、生活やお金の不安にもつながります。青木さんは、最近、著書の中でお金のこともかなり率直に書かれています。
若い頃から、お金に対しては無頓着。たくさん使いたいなら、たくさん稼げばいい、という感じでした。何も考えずに稼いだぶんだけ使っていました。今も根っこは変わってなくて、使いたければ、稼げばいいと思っています。
でも、まだ50歳で、もしかしたらあと50年生きるかもしれない。娘には迷惑をかけないように最後まで、と思っているので、今のお金まわりを見直すってことは、重要だと思いました。お金を知ることは、自分を知ることにつながりますね。

