――この連載のテーマは、ミドルエイジ以降も何度でも開花する人です。年齢を重ねて、仕事や人生への意識は変わりましたか。
「売れない時期があって大変だった」って、かつては思っていました。だけど今思うのは、若いときの大変さって甘かったなと思います。50代の大変さもあります。体力はなくなっていくし、世の中の中心ではなくなっていく。この仕事をしていても、しゃべりの反射神経も衰えていくと思います。時折、その必死さは衰えないなと思います(笑)。
――50代なりの必死さのなかで生きていかなきゃいけない。
私は年齢を重ねてよかったと思っています。必死にやっていかなきゃならないけど、どこか生きやすくなって、楽しくなっているということですかね。人に頼れるようになって、感謝できるようになってきたというのもあります。
――安泰はないんですね。
どうでしょう。私は、常につま先立ちして生きてるし、生きてるうちはずっと、つま先立ちして生きようかなって思っています。
50代でも「続けるしかない」
――50代に必要なのは、かかとを上げた生き方なんですね。
そこまでやったら、自分でも頑張ったって言えますよね。
――青木さんにとって、「何度でも開花する」とは、どんなことだと思いますか。
何度でも開花するっていう感覚はわからないですけど、でも、続けるしかないんじゃないですか。人生は稽古かなって思ってます。自分は変われたのか、人生がうまいこといったのかなんて、自分ではわからないと思います。

