改良点は、さきに触れたとおり、安全性能と快適装備の向上にある。
たとえば、「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」へと“進化”した衝突被害軽減ブレーキ。作動対象をモーターサイクルや2輪車まで拡大。加えて、車線逸脱抑制機能とフロントのパーキングセンサーを追加している。
またAT車には、先行車追従の「ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)」に全車速追従機能が加えられた。
新たにオプションに追加されたディスプレイオーディオを選んだ場合。スマートフォンと連動して種々のサービスが使えたり、コールセンターのオペレーターと会話できたりする「スズキコネクト」が契約できる。
登場時から変わらないのは、さきに触れたフレーム構造やサスペンションシステムのほか、「ジムニー シエラ」より340mm長いホイールベースとジムニー初の5ドアボディ。最高出力74kW/最大トルク130Nmの1460cc4気筒エンジンなど。
現在の受注状況をみると、売れ行きはシエラの3倍とか。4ドアのため、前後席ともドア幅が(シエラより)短いなど、日常使い勝手も上、と考えている人も少なくないのではないか。
オンもオフも、どちらも得意
ひさしぶりにゆっくり乗ったノマド。車体色は「シズリングレッドメタリック」にブラックルーフの2トーンで、今回設定されたノマドの専用車だ。明るく映える色である。なお、この他に「グラナイトグレーメタリック」もノマド専用の新色として用意された
オートマチック車とマニュアル車の2台を、それぞれオフロードコース、一般道でドライブ。どちらも「ノマドの得意とするところ」(スズキの開発者)とのことだった。
はたして、開発者の言葉に誇張はなし。ノマドを注文した人は、このクルマの性能ぶりをよくわかっている、と私は感心した。
オフロードにどれだけの人が行くだろうか。という疑問もなくはなかったが、スズキによると「けっこうな数、いらっしゃる」そうだ。
オフロードの走行会があったり、今回私が走った山梨県河口湖町の「富士ヶ嶺オフロード」のように比較的簡単にオフロード走行の専用コースがあったり、楽しめる場所は探せばある。

