大阪市南部にある大阪府立天王寺高校。文化人、学者・研究者などはもちろんのこと、経済界やスポーツなどで活躍した卒業生も多い。略称は「天高」だ。
経済界を牽引する経営者たち
経済界で活躍した卒業生を、挙げてみよう。
町田勝彦はシャープの4代目社長に就き、その後は実力を持つ会長として腕を振るった。2代目社長で「中興の祖」といわれた佐伯旭(大阪経理専門学校卒)の娘婿だ。
町田は、2004年に三重県亀山市に巨大な液晶パネル工場を建設、液晶テレビで経営規模を急拡大させた。「亀山モデル」と経済界でもてはやされたが、液晶価格が急落し、設備過剰がたたって経営危機を招いた。16年にシャープが台湾の鴻海精密工業の傘下に入る原因となったとされる。
三菱マテリアルでは、天高OBが2代続けて社長の座を占めている。竹内章は1977年に京大経済学部を卒業し、三菱金属に入社。2015年に社長になったが、品質データ改ざん事件で18年6月に引責辞任し、代表権のない会長になった。
後任社長は小野直樹で、1979年に京大工学部を卒業し三菱鉱業セメントに入社した。2018年に竹内の後を継いで社長となり、取締役会議長を26年6月に退任した。なお、三菱マテリアルは、1990年に三菱金属と三菱鉱業セメントが合併してできた企業である。
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