今回のキャンペーンは、行きたいけどまだ来られていない人向けに、そしてリピーターを増やすべく、日本観光の魅力を四季に分けて、四季別の魅力を深堀りすることで、いつ日本に来てもそれぞれの魅力を楽しめることを訴求するキャンペーンとなります。確かに、長く滞在する人でも、特定の季節しか滞在しません。平均して1週間ですから、秋に訪れた場合は、秋の魅力しか体感しません。
そこで魅力を四季別にアピールすることによって、「春に行って楽しかった。でも今度は夏に行けば、違った楽しみがありそうだね」といった反応を狙っています。
これは、これは、中国人観光客が減少すると、夏の誘致に大きく悪影響が及ぶ対策にも使えます。
「日本の夏は暑いから避けよう」などとも言われますが、他のアジア諸国には夏でもインバウンドが訪れています。また、日本=桜、日本=紅葉、というイメージを一新するべく、冬と夏の固定観念を変えて、これまでとは違う夏と冬の魅力をアピールしたいと思います。そのために、四季のキャンペーンが実施されています。
昔はそれほど自然をアピールしていなかったので、冬の訪日は少なかったですが、スキーの成功によって、冬のインバウンドは順調です。中国人観光客が減るとなると、夏が課題となるので、夏のキャンペーンは極めて重要で、目下全力で取り組まれています。
日本人観光客にも恩恵が及ぶ
日本のインバウンドの成功は、円安によってもたらされたわけではありません。インフラ投資と情報発信による政府の戦略の結果です。
また、インバウンド戦略の結果として整備された観光地を、日本人観光客も大いに楽しんでいます。事実、日本人観光客の単価も大きく上がって、観光産業の相乗効果は確認されています。
中国人観光客の依存度を下げても、夏の課題にしっかり取り組み、3000円になった国際観光旅客税を観光産業の設備投資に徹底的に充てることによって、私は30年の6000万人、外貨収入15兆円、経済波及効果30兆円の目標を達成できると考えています。

