かつて言われていた「子役は大成しない」という通説は、いまや覆されつつある。神木隆之介や芦田愛菜、鈴木福など、それぞれ違う形で子役時代のイメージを更新し、活躍するのが当たり前になっている。こうしたなか、永尾は新たな“子役の上がり”として注目されている。
「子役=子ども」という固定概念を崩す存在
エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、永尾の魅力と将来性についてこう述べる。
「彼女に関しては、もはや『子役=子ども』という固定概念を頭から取り去って考える必要があります。先日放送された『世にも奇妙な物語』の“おじさんになりたい”では、ベンチで号泣するシーンを含め、的確な演技力と表情でドラマに格別の説得力と恐怖感を与えていました。
彼女の強みは卓越したプロデュース能力を持っているということ。自身を客観的に見つつ、やりたいことを実現させる交渉力・実行力にたけています。(監督や脚本は)周囲の大人の助力・サポートに頼っていると思われがちですが、彼女自身にナチュラルに備わっている才能と考えるのが妥当でしょう。
まさに今までのどのタイプにも当てはまらない新時代・新世代の子役と言えます。類まれな才能の持ち主なので、もしかしたらある日突然、まったく違う分野へと飛び立ってしまうかもしれませんが、もうしばらくはエンタメ界で活躍してほしいですね」
もはや子どもという概念すら飛び越え始めた永尾柚乃の存在感。「異能の子役」は、この後どんな道を歩むのか。
(雛里美和)

