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偏差値70以上の進学校で指導し、教え子の5人に1人を東京大学合格へ導いてきた国語科専任教諭、市野瀬早織氏。
東大を目指す学生が自然に身につけている基礎力のひとつが「読み方スキル」だと市野瀬氏は主張する。
文章の要点を素早くつかみ、自分の言葉で説明できる。相手の意図を正確に理解し、的確に判断できる。こうした力は、入試にとどまらず、「社会人として仕事を遂行するため」「リーダーとして活躍していくため」にも欠かせない能力である。
この読み方スキルを、誰でも今すぐ使えるように体系化した市野瀬氏の初の著書『
東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」』は、
発売たちまち4刷を突破するなど、話題を呼んでいる。
その市野瀬氏が、「検索しても頭に入らない人」が増えている背景について解説する。
「答え」はすぐ見つかるのに理解できない
AIに質問すれば、たいていの情報はすぐに出てきます。
わからない言葉の意味も、話題のニュースの概要も、仕事で必要な資料の作り方も、以前に比べればずっと簡単に調べられるようになりました。
最近では、AIで、長い文章を要約してもらうこともできます。
とても便利な時代ですが、その一方で、「調べたはずなのに頭に入っていない」という人も増えているように感じます。
AIの回答結果をいくつも見た。要約も確認した。
それなのに、あとで誰かに説明しようとすると、うまく言葉にできない。会議で「それで、結局どう判断すればいいのですか?」と聞かれると、答えに詰まってしまう。
このようなことが起きるのは、情報が足りないからではありません。
むしろ、情報は十分すぎるほどあります。
では、問題はどこにあるのでしょうか?
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