有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「AIの答えが全然、頭に入らない人」が急増している理由 「自分の言葉で説明できない人」に欠けている"根本能力"は?

5分で読める
東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」
同じ情報を読んでいても、目的が違えば、拾うべきポイントは変わります(写真:trickster*/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
2/3 PAGES

例えば、会社で新しいサービスを導入するかどうかを調べる場面を考えてみましょう。

AIを使えば、さまざまな情報が出てきます。「機能の説明」「料金」「導入事例」「利用者の口コミ」「競合サービスとの比較」「注意点」。どれも一見、重要そうに見えます。

しかし、「何のために読むのか」によって、見るべき情報は変わります

導入するかどうかを判断したいなら、「費用対効果」や「運用負担」「既存の業務との相性」を見る必要があります。上司に説明するために読むなら、「導入のメリット」だけでなく、「リスク」や「必要な準備」も押さえなければなりません。

顧客に紹介するために読むなら、専門的な機能よりも、相手にとってどんな利点があるのかを理解することが大切です。

同じ情報を読んでいても、「目的」が違えば、「拾うべきポイント」は変わるのです。

「目的」がないまま読むと、情報に振り回される

ところが、目的がないまま読み始めると、情報の優先順位がつけられません

目についた数字に引っ張られる。印象的な事例だけを覚える。強い言い切りの文章を、そのまま結論のように受け取ってしまう。

結果として、たくさん読んだのに、何を持ち帰ればよいのかわからなくなります。

目的を持たずに情報を見ていると、目に入ったものすべてが大事に見えてきます

メリットも気になる。デメリットも気になる。事例も気になる。誰かの意見も気になる。しかし、それらをただ眺めているだけでは、理解にはつながりません。

大事なのは、読む前に「何を知りたいのか」を決めることなのです。

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数