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日本ペイントHD、アクゾの装飾用塗料部門に約1.4兆円で買収提案…今年の日本企業による海外企業買収としては最大規模

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(写真:ブルームバーグ)

日本ペイントホールディングスはこの1カ月の間に、オランダの同業アクゾノーベルの装飾用塗料事業に対し複数回の買収提案を行った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者によると、日本ペイントHDは3週間前に最初の提案を行い、先週には同事業の価値を75億ユーロ(約1兆4000億円)と評価する案を提示した。関係者は公に話す権限がないとして匿名を条件に語った。

仮に提示した企業価値に相当する額で買収が実現した場合、2026年の日本企業による海外企業買収としては最大規模となる。

関係者によれば、アクゾ経営陣はこの事業を2026年のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の約12倍で評価する日本ペイントHDの提案に応じておらず、株主にも提案内容を伝えていないという。

最終的な決定は下されておらず、日本ペイントHDが買収を断念する可能性もあると、関係者は述べた。

日本ペイントHDは、アクゾノーベルの建築用塗料事業について、総額75億ユーロでの買収を提案していることは事実だが、具体的に決定した事項はないとのコメントを発表した。アクゾの担当者はコメント要請に応じなかった。

今回の提案は、日本ペイントHDと米シャーウィン・ウィリアムズがアクゾ全体の買収を目指した共同提案を終了してからわずか1カ月後のこととなる。両社は全額現金による2度の買収提案を拒否されていた。アクゾは、この共同提案は規制当局の承認を得るのが困難であり、昨年11月に発表したアクサルタ・コーティング・システムズとの統合契約の方が優れているとの見解を示していた。

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