有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #保険の正体

保険選びの決定版! 生保28社の社員による「他社のお薦め保険」を集計!医療、がん、収入保障、円建て終身の首位は?

5分で読める
「保険の正体」特集バナー
激動期にある保険各社と代理店の実情を解き明かす
2/2 PAGES

がん保険は昨年のランキングから大きな変動があった。ここ数年、首位に君臨し続けていたSOMPOひまわり生命保険の「勇気のお守り」が4位に後退。代わってトップの座を獲得したのが、第一ネオ生命保険の「ネオdeがんちりょう」だ。

昨秋の商品改定で、契約から保障開始になるまでの「不担保期間」の3カ月間は、保険料を払わなくてよい仕組みを採用。さらに過去1年以内にたばこを吸っていなければ保険料が割引になる仕組みもあり、この割引を適用すれば保険料の価格競争力が高いことが支持を集めた。

収入保障保険は、いわゆる死亡保険の一種だ。10年や20年など一定期間の保障額が変わらない定期保険と違って、子供の独立といったライフステージの変化に合わせて保障額が年々減少していく仕組みになっている。保障額が年々減る分、保険料は割安な水準に設定されている。「コスパ」のよい死亡保障ともいえる商品だ。

首位を獲得したのは、三井住友海上あいおい生命保険の「&LIFE 収入保障W(ワイド)セレクト」。死亡保障だけでなく、入院や在宅医療についても保障するという医療保険の要素を加え、ニーズにきめ細かく対応できる点が高評価を得ている。

人気再燃で競争激化

円建て一時払い終身保険は、超低金利だった数年前までは見向きもされなかった。しかし、市中金利が上昇するにつれて、高齢者を中心に人気が再燃している。生保各社は昨年以降、契約者に約束する運用利回りである「予定利率」を段階的に引き上げており、円建て一時払い終身保険の競争が激化している。

本ランキングで昨年に続き今年も首位となったのは、住友生命保険の「5年ごと利差配当付終身保険」だ。予定利率の高さが支持を集めた最大の理由だ。

7月には予定利率を0.5%引き上げ、2.25%に設定している。最大のポイントは、2%を超える利率であっても、市場価格調整(MVA)機能を付けていないことにある。

MVAとは、解約時に発生する保険会社の運用リスクの一部を契約者に負担してもらう仕組みのこと。契約者に負担を強いる分、保険会社は顧客に提示する予定利率を0・数%高く設定するのが通例だ。

住友生命はそのMVAを付けていないにもかかわらず、予定利率を戦略的に2%超まで一気に引き上げた。そうした攻めの動きを受けて、今後、国内大手を中心に利率競争が一段と過熱する可能性もありそうだ。

同じ特集の会員限定記事を読む

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数