有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

Google発Waymoの無人タクシーが東京を走れる日は来るか、シリコンバレー試乗で見えた実力と壁

7分で読める
パロアルトのホテルの車寄せに到着したWaymoの車両
パロアルトのホテルの車寄せに到着したWaymoの車両(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

INDEX

誰も座っていない運転席で、ハンドルだけがするすると回る。6月下旬、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーで、Googleの自動運転プロジェクトから生まれたWaymo(ウェイモ)の無人タクシーに乗った。渋滞も工事区間も、車は自分の判断で走り抜けていく。

誰も座っていない運転席。メーターは時速35マイルを表示している(写真:筆者撮影)
【写真を見る】Google発Waymoの無人タクシーが東京を走れる日は来るか、シリコンバレー試乗で見えた実力と壁(9枚)

車両はイギリス・ジャガーの電気自動車「I-PACE」をベースにしている。乗り込んでシートベルトを締め、後部座席の画面で開始をタップすると、車はひとりでに車道へ出ていく。加減速は滑らかで、最初こそヒヤヒヤするものの、数分も走れば無人であることを忘れて景色を眺めていられる。

発車前の車内ディスプレイ。Start rideをタップすると走り出す(写真:筆者撮影)

制限速度にぴたりと張り付く

制限速度が時速35マイル(約56km)の道では35マイルちょうど、50マイル(約80km)の道では50マイルに、メーター読みで1マイルもぶれずに張り付く。筆者が中国・深圳で乗ったPony.ai(小馬智行)の無人タクシーも制限速度の上限を守って走ったが、Waymoの張り付き方はいっそう厳格だ。25マイル(約40km)の標識を通過した数秒後にぐっと減速する場面もあり、地図データに加えて標識をカメラで読み取っているとみられる。

時速50マイル(約80km)で走行中の運転席(写真:筆者撮影)

後部座席の画面には、センサーが認識した周囲の状況が3D映像で表示される。3つ先の交差点で待つ車まで描画される一方、それぞれの車はのっぺりとした塊として描かれ、車種までは分からない。自転車に乗った人もひとつずつ認識され、これから進む経路は緑色のラインで示される。近くを走る別のWaymo車両だけは青く塗り分けられる。工事区間ではパイロンが1本ずつ画面に現れ、車はためらわずに隣の車線へ移った。

後部座席の画面には、工事区間のパイロンが1本ずつ表示される(写真:筆者撮影)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数