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〈1年で株価8倍〉AIデータセンター需要で様変わり、MLCC大手の太陽誘電「30年度に向けインダクターも拡大する」

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太陽誘電はMLCCメーカーとして世界シェア3位(写真:編集部撮影)

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電子部品大手・太陽誘電の株価が急騰している。理由は、需要が急増するAIサーバーに大量に使われる電子部品、MLCC(積層セラミックコンデンサー)への成長期待だ。サーバーの質的・量的要求に応えられるMLCCメーカーは世界で数社のみ。この領域で世界シェア3位を握る太陽誘電の株価は、1年前から8倍へと跳ね上がった。
2030年度までの中期経営計画では、スマートフォンなどの民生機器中心だった事業ポートフォリオを転換する方針を掲げる。AIサーバーなど情報インフラ・産業機器と自動車向け売上高が占める比率を、20年度の43%から60%へと引き上げる計画だ。新中計を踏まえて7月2日、佐瀬克也社長がメディアの合同取材に答えた。

――太陽誘電の現在のPER(株価収益率)は約140倍、PBR(株価純資産倍率)は7倍以上となっています。現在の株価水準をどう見ていますか。

コメントできない。業績成長への期待が非常に高く織り込まれており、経営計画を確実に実行していかなければいけないと考えている。

――AIサーバー向けの強い需要は、いつまで続きますか。

中期経営計画では、2030年までにAIサーバー向けMLCCの需要が32%伸びると見ている。もっと伸びているのではと指摘されているが、足元ではそのとおりで、今期だけで見ると事業計画では80%伸びるという数字を出している。来年くらいまでは今年と同程度の伸びを見込んでいるが、その先は読めていない。顧客から数字はもらっているが、その精度は対外的に示すレベルではない。

工場稼働率は95%に上昇

――半導体のメモリーのように、MLCCの価格が急騰することはありえますか。

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