ズームカーとして登場し、最盛期は10両編成でも運転された2000系だったが、橋本以北は輸送力のある20m・4扉車が主力となり、大運転の縮小とともに活躍の場を減らしていく。2008年には南海本線・空港線に転出。通勤車両の主流である4扉車のなかで、区別できるように前面に大きく「2扉車」と掲出しているのが目立っていた。
脇役も主役もこなす
その南海本線での運用は2024年12月のダイヤ改正で終了。一方、支線では22000系を改造した2000系の後継として存在感を放っている。加太線には「めでたいでんしゃ」の5編成目の「かなた」の愛称で登場した。走行してきた路線は南海電鉄のほぼすべてに及ぶ。
登場時に期待されていた活躍の場が減ったあと、目立たない支線でも地道に走り続け、会社の新たな顔の観光列車として注目を集める。地味に見えて脇役も主役もこなす2000系の波乱万丈のキャリアは意外とドラマチックといえるかもしれない。

