東洋経済オンラインとは
ビジネス #ベテラン車両の肖像(鉄道最前線)

南海電鉄2000系「山を登れる通勤車両」の本領発揮 大阪から高野山へ直通、支線用も観光列車もこなす

6分で読める
南海電鉄 2000系
南海電気鉄道の「2000系」。一見ほかの通勤車両と同じような外観だが難波と高野線の山岳区間を直通する性能を持つ (記者撮影)
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

途中の増備車両からは車端部に向かい合わせのボックスシートを設けた。山岳区間の車窓を楽しめる一方、ドア間は窓を背にしたロングシートで通勤車両らしい座席配置となっている。

2000系の車内。手前の車端部はボックスシート、ドア間はロングシートの座席配置(記者撮影)
【写真をもっと見る】南海2000系の車内。運転台周りには計器・機器類がところ狭しと取り付けられいる

”同期”のベテラン社員に聞く

運転車両部検車区千代田検車の田中良介担当区長は「1990年の入社で2000系とは“同期”のため個人的には思い入れがあります。当時は抵抗制御ばかりの中でのVVVF制御で、勉強して理屈がわかっていても実際には難しく、奥が深い車両やなと感じました」と振り返る。

2000系はコンパクトな車体に平坦区間・山岳区間の両方を走る性能を詰め込んでいる。「床下には機器がいっぱい付いていますのでメンテナンスは時間を要します」(田中担当区長)。後から装備を付け加える際にはスペースの確保に苦心してきたという。ロングシートの下に収納した非常用のはしごはその一例だ。

2000系の初期車が登場した1990年に入社した千代田検車の田中良介担当区長。前照灯のLED化にも携わった(記者撮影)
【写真を見る】南海電鉄2000系「山を登れる通勤車両」の本領発揮 大阪から高野山へ直通、支線用も観光列車もこなす(70枚)
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数