途中の増備車両からは車端部に向かい合わせのボックスシートを設けた。山岳区間の車窓を楽しめる一方、ドア間は窓を背にしたロングシートで通勤車両らしい座席配置となっている。
”同期”のベテラン社員に聞く
運転車両部検車区千代田検車の田中良介担当区長は「1990年の入社で2000系とは“同期”のため個人的には思い入れがあります。当時は抵抗制御ばかりの中でのVVVF制御で、勉強して理屈がわかっていても実際には難しく、奥が深い車両やなと感じました」と振り返る。
2000系はコンパクトな車体に平坦区間・山岳区間の両方を走る性能を詰め込んでいる。「床下には機器がいっぱい付いていますのでメンテナンスは時間を要します」(田中担当区長)。後から装備を付け加える際にはスペースの確保に苦心してきたという。ロングシートの下に収納した非常用のはしごはその一例だ。

