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イラン戦争によって封鎖されたホルムズ海峡は、アメリカとイランの両国政府が6月17日に戦闘終結に向けた覚書に署名したことで暫定的に一時開放となりました。
ところが、わずか3日後の6月20日にはイランがホルムズ海峡を再び封鎖すると表明しました。ただし、海峡は開放された状態が維持されているとの情報や、その後のアメリカとイランによる双方の攻撃再開、攻撃停止の合意など、状況は二転三転しているようにも感じます。
7月に『
自動車ビジネスがわかれば日本経済がわかるって本当ですか?』(小社刊)を上市した自動車産業調査研究会社・フォーインのアナリストである安藤久史氏は、「中東情勢がこれから劇的に回復したとしても、今回のホルムズ海峡封鎖が自動車ビジネスに与えた影響は大きい」と指摘します。
自動車のものづくりを直撃
自動車ビジネスは、2025年1月にアメリカで共和党トランプ政権が発足して以降、世界的に混乱が続いています。発足してまもなく発表された4月の相互関税(IEEPA)や自動車関連製品への追加関税(232条)で、2025年は自動車メーカー各社がグローバルでの調達戦略の見直しなどに追われました。
2026年になると、2月末にアメリカとイスラエルがイランを攻撃し、これを受けてイランがホルムズ海峡を封鎖したことで新たな地政学リスクが顕在化しました。ホルムズ海峡を通過する原油やLNG(液化天然ガス)は世界の供給量の約2割を占めますが、これが停止してしまったからです。資源価格は一斉に高騰し、自動車のものづくりを直撃しています。
それでも「高いおカネを払えば手に入る」ならまだ序の口といえるかもしれません。
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