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「ホルムズ海峡開放」でも自動車ビジネスの悩みが尽きないわけ 中国の「電気自動車」台頭で業界地図も塗り変わる可能性

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BEVのイメージ
ホルムズ海峡封鎖をきっかけに、再びBEVシフトが進む可能性が出てきた(写真:yamahide/PIXTA)
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BEVはバッテリーで車体が重くなるため、鉄よりもアルミや樹脂をたくさん使っています。モーターや配線には銅も多く使われています。バッテリーにはニッケルやコバルト、黒鉛なども使われます。こうした資源価格は近年、高騰を続けています。

いまのような資源高の局面でBEVの販売台数が増えると、これまで以上に利益を確保しづらく、自動車メーカーにとっては頭痛の種にもなり得るのです。

ただ、BEVや電池の部品メーカーは中国に数多く存在します。そういう意味では、国内で部品を供給できる中国系自動車メーカーは相対的に価格競争力があるといえます。

当面はBEVの動きに要注目

社会全体でみると、原油やLNGが逼迫している状況下にあって、限られた電力をどの用途に優先配分するかは大きな関心事になっています。医療のような命にかかわる領域はもちろん、成長産業であるデータセンターやAI関連インフラに優先的に振り向けるべきだとすれば、BEVの充電スポットはそれほど増えず、結果としてBEVシフトも起きないとも考えられます。

一方で、1970年代の石油危機をきっかけにアメリカで日系メーカーが躍進したように、エネルギー問題が自動車ビジネスの勢力図を大きく塗り替えてきた歴史もあります。

いずれにせよ、当面の間は「BEV」そして「中国系」の動きに注目していく必要がありそうです。

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