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W杯グループ最終戦「対スウェーデン」は"ミラーゲーム"でハメる…怪物FWヨケレスを封じる森保ジャパンの緻密な計算

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日本代表 森保ジャパン
W杯チュニジア戦で2得点1アシストの大活躍を見せた、日本代表FW上田綺世選手(中央)(画像:日本サッカー協会公式Webサイトより)
  • 小宮 良之 スポーツライター・小説家
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様々なシミュレーションをしてきたが、この通りにいくことなど何一つない。サッカーはその場その場で違うことが起こり、生もので形も変わりやすく、一寸先は闇。なかなか見通しがつかない。だからこそ、戦略として柔軟な戦いをするべきである。

相手がブラジルやモロッコと格上だったら、用心深く戦うべきだろう。しかし、敵が消耗して疲れて士気が下がっていたら、むしろ互角以上に強気の陣形を組むべきかもしれない。一方、チュニジアには正面からぶち当たって打ち砕くべきだが、格下と侮った場合、しっぺ返しを食らう。

「兵は詭道なり」でどこまで相手を欺き、変幻自在の戦いができるか。「W杯優勝」のように気合のアドバルーンをあげるだけでは、孫子が諭すように敵の軍門に下るのがオチだ。

「真っ直ぐな想い」だけでは勝てない

アマチュアスポーツに通底する真っ直ぐな想いだけで勝てないのが、W杯という"魑魅魍魎(ちみもうりょう)"の舞台である。

海千山千、プロとして数十億円を稼ぎ、毎週末スタジアムを沸かせる歴戦の戦士たちが集い、国を背負って戦う。純粋さを馬鹿にしているのではなく、サッカーというスポーツに求められる"騙し合い"という本質からして、世界線が違うのだ。

W杯を妄想的イメージで言語化するなら、それはお祭りなどではない。「深く根差した業を自らの正義としてかざし、立ちふさがる相手とぶつけ合い、その正義の応酬の中で決着をつける」という、ほとんど血みどろのバトルだ。

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