その流れの中で作られた1つの柄が、オリジナルデザインのストップペイルでした。
このデザインを考えたのが、元テキスタイルデザイナーでシモジマの紙袋のデザインを50年以上手掛けてきた、板垣順子(いたがきよりこ)さんです。
板垣さんによると「文字の書き方もつたなくて、版ズレしていていい加減(笑)で、何にも考えずに気楽に描いた」とのこと(TJ MOOK『ストップペイル ファンシーBOOK』21年6月16日発売)。
あとでローマ字や英語もしっかり調べて書き直したものもあったようですが、初期に描いたストップペイルのデザインが70~80年代も人気だったとのこと。また、派手な柄のように見えて、実際は赤と黒の2色刷りのシンプルな柄という点も長く続くデザインになったポイントです。
前述した昭和レトロの特徴を象徴するような、「ゆるさ」「気楽さ」「シンプルさ」が支持されて、全国に広がっていたわけです。
「ローソン」や「ヒロアカ」もコラボ
20年の復刻後、ストップペイルは紙袋の枠を超えて、さまざまな企業とのコラボ商品として広がっています。
コンビニ大手のローソンは24年にストップペイルとコラボしたグミ、おにぎり、ミルクコーヒーを発売しました(現在は販売が終了しています)。
また、KADOKAWAは25年に漫画原作の人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』とストップペイルのコラボ商品を展開し、巾着、アクリルスタンド、缶バッジ、キーホルダー、ステッカー、メモ帳などを販売しました。
また、100円ショップのSeriaでは、26年にファンシーペーパーシリーズを発売しました。こちらはストップペイルに加えて「モーニング」という、シモジマのオリジナル柄も加えたIP展開です。

