一日の終わりである夜は、お風呂と睡眠の質を高めるセルフケアを行います。湯船に浸かっている時間は、温熱と水圧の効果で血行が促進されているため、コリやだるさが気になるところを両手でもみほぐすとマッサージ効果がより高まります。
布団に入って寝る準備が整ったら、あぐらをかくかラクな姿勢をとり、4秒かけて息を吸い、7秒間息を止め、最後に8秒かけて息を吐き出すという深い呼吸を数回くり返します。この呼吸法が副交感神経を優位に導き、体と脳の緊張をほぐしてスムーズな入眠を促してくれます。
思考や習慣とともに、痛みや衰えを遠ざける
生活を変えようとするとき、新しい運動を始めなくては、と強く意識し、スケジュールに何かを足そうとする人が多いのですが、実は、いままでやっていたことを整理整頓し、やめる、ことのほうが先決です。たとえば、座る時間を減らすこと。これだけでも、体に与える好影響は非常に大きいのです。
ただ、50年の積み重ねで錆びついた体を、短期間ですぐにピカピカに改修できないのも事実です。だからといって、私ってこんなもんでしょ、と簡単にネガティブな自己評価を下さないでください。始める前から諦める必要はありません。体が変わり、血液がめぐり始めると、私たちの内面や脳の捉え方まで前向きに変わっていくことがわかっているからです。
自分の体は、自分で整えられるという揺るぎない自信を持つこと。そして、何かに挑戦しようと思ったときに、即座に動ける自由な心と体を手に入れること。その自由さこそが、人生の後半戦をストレスなく、思いのままに生き抜くための最高の資産になります。
完璧な100点を目指すよりも、いまの自分にしっくりくる日常の60点を淡々と積み重ねていく。そんな日々の小さな選択の積み重ねが、数年後のあなたを確実に変えてくれます。きっと、10年後の自分から、あのとき始めてくれてありがとう、と感謝されるはずです。


