急激に上がった後は急激に下がる
――なぜ大型株ばかり買われているのでしょうか?
ポイントは金利だ。金利上昇は株価にとってマイナスだが、今は世界的に金融緩和状態が続いている。その中で中東情勢の悪化によって不確実性が増し、アメリカを筆頭に政策金利を動かしづらくなった。「しばらく利上げはないだろう」と考えた投資家が、「だったら株を買うしかない」と時価総額規模が大きい順に買っているのだろう。
ただ、アメリカでは物価上昇によって庶民の生活が苦しくなっている。インフレがさらに加速する懸念もあり、その対策として利上げを進めることになれば、上昇相場から下降相場へと逆転してもおかしくない。私は、野村証券在籍時の2000年ごろに「ITバブル崩壊」を経験している。“半値は一瞬”。急激に上がった後は急激に下がるものだ。
――足元のAI・半導体ブームは株価が上がっているだけではなく、米エヌビディアやアルファベット(グーグルの親会社)を筆頭に利益が伴っているため、ITバブル時とは異なるという指摘もあります。
この記事は有料会員限定です
残り 1661文字

