中国はウランの不足によるトリウム利用の重要性や、中国の豊富なトリウム資源について紹介した。カナダは独自に重水炉を商業化しているが、そのCANDU炉(カナダ型重水炉)でトリウムを利用する可能性について述べた。フランスからはアレバが参加した。トリウム利用では準増殖炉とすることができ、その点ではCANDU炉が軽水炉よりも勝るものの、液体燃料炉の溶融塩炉の方がより魅力的だとしている。トリウムを利用する場合には放射性廃棄物の負担が大幅に低減しうることも大きな利点だと指摘した。
ロシアやインド、韓国からは固体燃料炉へのトリウム装荷について報告した。参加国の多くはレアアース資源国、すなわちトリウム資源国だが日本はそうではない。しかし日本からは筆者などが登壇し、溶融塩炉FUJIやトリウム燃料サイクル全体の構想を示すトリウム溶融塩核エネルギー協働システム(THORIMS-NES)、トリウム利用の温暖化対策としての京都議定書への位置づけを説明した。
中国からは具体的な炉型戦略などが示されたわけではない。この会合を踏まえて、「次に何をすべきか」の情報を収集することが目的だからだ。
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